『風のかたち−小児がんと仲間たちの10年−』の姉妹編。
小児科医・細谷亮太、俳人・細谷喨々の世界を通じて
”いのち”に触れる、俳句で綴るドキュメンタリー。
ヒューマンドキュメンタリー映画 《第85回2011年度キネマ旬報文化映画ベスト・テン1位》
『大丈夫。−小児科医・細谷亮太のコトバ−』2011年/カラー/1時間25分
”「大丈夫。」も、お祈りですね。”(細谷亮太)
あなたも誰かに「大丈夫。」と言いたくなるにちがいない。
「大丈夫。」は、小児科医・細谷亮太さんの口グセです。
診察を終えた病気の子どもたち一人ひとりに、必ずその一言を添えて励まします。
それは40年来、小児がん治療の最前線で、
子どもたちの「いのち」と向き合い続けてきた細谷先生の、
自分自身への励ましのコトバでもあるのかもしれません。
映画『大丈夫。』は、前作『風のかたち−小児がんと仲間たちの10年−』の姉妹編です。
10年の歳月を経て1,000時間にも及ぶ映像から完成した映画『風のかたち』には、
膨大な数の未使用映像があり、
そのなかには、合計20時間に及ぶ細谷先生へのロングインタビューもありました。
折にふれさまざまな場所で行われたインタビューが、
ほとんど使われずに残されていたのです。
細谷先生が、医師として、人として語った10年間のインタビュー映像と、
俳人・細谷喨々(細谷先生の俳号)の、
病気の子どもたちとの40年にわたる日々を綴った俳句……。
そこには、「いのち」を見つめるコトバたちがありました。
“「大丈夫。」も、お祈りですね。”
(映画『大丈夫。』より 細谷先生がふとつぶやいた言葉)
映画を観終えたらきっと、
あなたも誰かに「大丈夫。」と言いたくなるにちがいありません。
出演:細谷亮太(聖路加国際病院)/協力:スマートムンストン 聖路加国際病院 細谷医院 財団法人がんの子供を守る会 毎日新聞社
キープ自然学校 そらぷちキッズキャンプ 石本浩市(あけぼの小児クリニック) 月本一郎(済生会横浜市東部病院こどもセンター)
本橋由紀 中島晶子 近藤博子 鈴木彩 渡邊輝子 横川めぐみ/キャンプに参加した子どもたち:鈴木珠生 川田智之 中川太郎 高遠翼 清水晶子/
撮影:石倉隆二 世良隆浩/照明:箕輪 栄一/音響構成:渡辺丈彦/録音:永峯康弘/編曲:横内丙午/チェロ演奏:白神あき絵/編集技術:田辺司/
撮影協力:内藤雅行 田辺司 東志津 宮田八郎/制作:米山靖 助川満/題字:細谷亮太/宣伝デザイン:森岡 寛貴(ジオングラフィック)/
スチール:坂井信彦/上映デスク:保田 則子/製作協力:ヒポコミュニケーションズ 一隅社/
製作:いせフィルム スマートムンストン関連映画製作委員会/演出:伊勢 真一
あえて何も言えないことは、
言葉でかざらなくてもいいんですね。
(50代・女性)
生きることとは、受け入れることなのだと。
喜びも悲しみも、
すべて受け入れることなのだと、
改めて心に刻みました。
(40代・男性)
夢を持っている子どもたちが死んでいくのは、
とてもかわいそうだと思った。
細谷亮太さんは色々な意味ですごいと思った。
(10代・男性)
普通なら反抗期くらいの小児がんの子が、
「親に心配をかけたくない」
「苦しみを活かして医者になりたい」など、
一足飛びに大人になってしまった気がして、
切なくなりました。
(50代・女性)
温かい大丈夫、力強い大丈夫が、
どこからか来てほしい。
病む人に、病んだだけの救いを、と思う。
(無記名)
深刻な病気となると、本人も家族も周りも、
笑いが日常から遠いものになりがちですが、
そんな中でも前向きに受け止め、
自立している姿が、素晴らしいと思います。
また観たいです。
5才、7才の子どもも一緒に観ましたが、
子どもなりに一生懸命観ていました。
(40代・男性)
生きること、
今生きている自分はどうしたら良いのだろう。
「即答せよ。」と質問を突きつけられたような
気持ちになりました。
(50代・女性)
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DVD「大丈夫。ー小児科医・細谷亮太のコトバー 」
2011年/85分 伊勢真一演出作品
定価(個人視聴) 5,000円(税込)+送料(実費)
ライブラリー価格※ 30,000円(税込)+送料(実費)
※ライブラリー価格とは…
病院・図書館・学校・公民館・地域のサークルや法人などで、不特定多数の方がご覧になることを想定して設定された価格です。
少人数によるセミナーや研修などで、資料としての視聴が可能です。なお、上映権はついておりませんので予めご了承ください。
映画パンフレット
「大丈夫。ー小児科医・細谷亮太のコトバー」
価格 1,000円(税込)+送料(実費)
【採録台本 収録】
映画で紹介されている細谷喨々(医師 細谷亮太)の俳句を中心に構成した句集のようなパンフレット。
自筆の句とご自身のコメントが掲載されています。
「観てから読むか 読んでから観るか・・・」ぜひお買い求めください。
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「亡くなる」という言葉を使うより「死ぬ」と言った方が私の悲しみが伝わる。
よそよそしくないからだ。
「死なれた」の方がより淋しい。
朝顔の花をみながら、いままで何人の子どもたちに死なれただろうと
ふと思った。
(『大丈夫。』映画パンフレットより)
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