いせフィルム作品リスト


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Pascals(パスカルズ)

〜しあわせ のようなもの〜

20年来、変わることのないメンバーで活動してきた「パスカルズ」。しかし、2020年春、メンバーのチェリスト 三木黄太さんが急逝してしまった…。2021年、2022年春、コロナ禍の下、三木さんを偲ぶライブを企画。その記録を中心にまとめられた、追悼のライブドキュメント。

(1時間37分/2023年) 

 

いまはむかし

父・ジャワ・幻のフィルム

戦時中のインドネシア(ジャワ)で、伊勢真一監督の父・伊勢長之助(記録映画・構成編集者)がつくっていた国策映画、“幻のフィルム”を追う30年におよぶ長い旅。亡き父を想う旅で辿り着いた”戦争”の真実・・・語られなかった声に、耳を澄ませてみたい。父から子へ、そして孫へ・・・

“いまはむかし、むかしはいま”

(1時間28分/2021年) 

 

アムステルダム・ドキュメンタリー国際映画祭

3部門ノミネート作品

キネマ旬報文化映画ベストテン3位




えんとこの歌

寝たきり歌人・遠藤 滋

「激しくもわが拠り所探りきて

  障害持つ身にいのちにありがたう」

寝たきり歌人、遠藤滋は伊勢監督の学生時代の友人。脳性マヒで寝たきりの生活を強いられながら、介助の若者たちと過ごす「えんとこ」での25年間におよぶ記録。”ありのままのいのち”を生かし合いながら生きる姿を追う。本作は、映画『えんとこ』(1999年公開)から20年を経た続編である。

(1時間36分/2019年) 

 

やさしくなあに

〜奈緒ちゃんと家族の35年〜

「長くは生きられない…」と言われた、障がいのある姪っ子「奈緒ちゃん」とその家族の日々を、伊勢監督が見つめ続けた35年の記録。「奈緒ちゃんが生まれたから、生きたから、たくさんのいのちが生きた。」奈緒ちゃんは44才、元気です!

『奈緒ちゃん』「ぴぐれっと」『ありがとう』に続く、家族の物語。

(1時間50分/2017年)

 

《2017年キネマ旬報文化映画ベストテン3位》

《DMZ韓国国際ドキュメンタリー映画祭審査員特別賞》

《第11回 台湾国際ドキュメンタリー映画祭 招待作品》

《第18回 ドックポイント − ヘルシンキ ドキュメンタリーフィルムfest. 招待作品》

《2019年米国 トゥルー/フォールス フィルム fest. 招待作品》

《2019年米国 ルーマニア ワンワールド映画祭 招待作品》

いのちのかたち

ー画家・絵本作家 いせひでこー

まるで、絵本のようなドキュメンタリー。無人の荒野、東日本大震災の被災の地で絵描きを呼び止めた、クロマツの倒木。画家・絵本作家、いせひでこがその一本のクロマツに「いのち」を感じ取り、「かたち」にする四年間にわたる創作の過程を追った「いのちのかたち」の物語。いのちのこと…、

一人ひとりの、一つひとつの、いのちのこと。

(82分/2016年)


ゆめのほとり

ー認知症グループホーム 福寿荘ー

認知症の人は「何もわからない人」ではありません。北海道・札幌市にある認知症グループホーム 福寿荘の日常をスケッチした、穏やかで、静かで、優しいヒューマンドキュメンタリー。「認知症」という病を見つめる以上に、「人間」を見つめること。何気ない一言やワンシーンに耳を澄ませてください。

(85分/2015年)

妻の病

ーレビー小体型認知症ー

愛する人が認知症になったとき、あるいは自分が認知症になったとき、一体何が大切なのか・・・。四国・南国市の豊かな自然に育まれ、支え合うように生きてきた、一人の医師と「レビー小体型認知症」の妻との10年間に及ぶ“いのち”を巡る物語。この映画は、一人ひとりに深い問いを投げかけています。

(87分/2014年)

シバ

縄文犬のゆめ

「柴犬」大好き!「柴犬」の先祖は日本犬の中で最も古くから我が国に生息したと言われる。天然記念物 柴犬保存会のリーダー 照井光夫さんとその仲間たちが、縄文犬と呼ばれることもある「柴犬」と共に生きる姿を追った人と犬との愛情物語。

(99分/2013年)


(かたわら)

〜3月11日からの旅〜

東日本大震災のちょっと私的なヒューマンドキュメンタリー。伊勢真一監督とスタッフが宮城県・亘理町に暮らす友人のミュージシャン・苫米地サトロ(『風のかたち』音楽)の安否を尋ねてはじまった旅・・・宮城から福島、そして宮城へ、被災地の被 災者の傍での一年。それは、無慈悲な仕打ちを前にした「いのち」に寄り添うことでした。

(115分/2012年) 

《キネマ旬報文化映画ベストテン6位》

大丈夫。

ー小児科医・細谷亮太のコトバー

40年間近くにわたって小児がん治療の最前線に立ち続けてきた医師・細谷亮太の10年間の発言記録と、俳人・細谷喨々として、「いのち」のことを詠み続けた作品の数々を紹介します。『風のかたち』の姉妹編にあたる、俳句で綴るヒューマンドキュメンタリー。

“雛菓子の 血の色 医者をや めたき日” 喨々

(85分/2011年)

《キネマ旬報文化映画ベストテン1位》

風のかたち

ー小児がんと仲間たちの10年ー

「こどもは、死んじゃいけない人たちだよね・・・」小児がんはもう不治の病ではありません。10人のうち7人から8人は治るようになりました。10年間の歳月が語りかける、小児がんと闘う仲間達の生きる力・・・悲劇の物語でなく「再生」という希望を語りかけるドキュメンタリー。監修:細谷亮太(小児科医)ほか。

(105分/2009年)

《文化庁映画賞》《日本カトリック映画賞》

《キネマ旬報文化映画ベストテン3位》


をどらば をどれ

 

信州佐久地方に残る民俗無形文化財「をどり念仏」を描いた映像詩。お月さまが見ていた絵物語、祈りのをどりの物語。

(50分/1994年) 

製作:プロダクション バンブー

奈緒ちゃん

 

てんかんと知的障がいをもつ少女・奈緒ちゃんの、8歳から成人式までの12年間を追ったヒューマンドキュメンタリー。障がいのある子を持つ家族の日常を、淡々と、そして静かに見つめ続け、映画は“しあわせ”について問いかける。伊勢真一監督の自主製作、自主上映による映画創りの処女作。

(98分/1995年) 

《毎日映画コンクール記録映画賞グランプリ》

《'95年度キネマ旬報文化映画ベストテン2位》他 

ぴぐれっと

 

”奈緒ちゃん”シリーズの第二弾。奈緒ちゃんのお母さんと仲間たちは、地域作業所「ぴぐれっと」を立ち上げ、やがてハンディキャップを持つ人々やその家族を支える場へと成長していく。奈緒ちゃん一家と、底抜けに明るい「ぴぐれっと」の仲間たちの日々を描いたドキュメンタリー。

(98分/2002年) 

《キネマ旬報文化映画ベストテン8位


ありがとう

 ー「奈緒ちゃん」自立への25年ー

8歳だった奈緒ちゃんも30歳を越える年になり、家族はグループホームへの自立を考え始める。”自分たちが元気なうちに、生きていく力をつけてあげたい”と願う親の想いと、”ずっといっしょに暮らしたい”という本音の間で揺れ動く家族の葛藤を、優しく描いていく。奈緒ちゃん一家それぞれの、自立と成長の物語。

(105分/2006年) 

《フランスFIPA映画祭招待作品》

《キネマ旬報文化映画ベストテン5位 

えんとこ

 

えんとこは縁のあるトコ。寝たきりの障がい者・遠藤滋のいるトコ。一日24時間三交代で彼を介助する若者たちが垣間見せる生き生きとした表情など、彼らの日常を3年間にわたって記録した。監督の学生時代の友人・遠藤滋と若者たちを描いた「青春」ドキュメンタリー。

(100分/1999年) 

《キネマ旬報文化映画ベストテン7位》

《朝日新聞・今年の映画五選